舌ブラシ使ってみませんか？

タクヤデンタルクリニック歯科医師の安齋です☺️

本格的な寒さが到来してきましたね！

寒さに負けず、身体に気をつけていきましょう✊❄️

さて、舌ブラシをご存知でしょうか。

口臭が気になるというご相談を受けることもありますが、そういった時は舌ブラシの使用をオススメすることがあります。

舌ブラシは他の補助的清掃用具に比べ、

取り入れたことのない方も多いかもしれません。

舌ブラシとは舌の上にある苔をとるのを目的としたものになります。

舌ブラシで取り除く汚れは、

舌の表面についている舌苔（ぜったい）という灰白色や黄白色のもので、

食べかすや細菌、剥がれた粘膜の集合体によってできています。

舌苔は舌にこびりついた垢のようなものであり、

舌磨きを適切にすることで除去できますが、

通常は舌の汚れは食べたり話したりするときに、

食べ物や口蓋と舌との摩擦、唾液の自浄作用によって除去されています。

【舌苔がつきやすい人】

・間食が多い

・寝る前の歯磨きをしないことがある

・口で呼吸していたり口が開いていることがある

・過度なストレスがある

・舌の運動が活発ではない

 ご自身でべーと舌を出して鏡で確認し、

特に舌の中央から後方にかけて厚く舌苔がついていないか、チェックしてみてください。

うっすらと白いピンク色の舌は正常です。

【使い方】

①水でうがいをしたり、舌磨き用の専用ジェルで湿らせてから行います。朝食前が特にいいでしょう。

 ②鏡を見てしっかり舌を出します。

 ③奥から手前に舌ブラシを優しく動かします。

2、3回ほどブラシを横にずらして同じように行います。奥まで入れすぎないようにし、息を吐きながら行って、嘔吐反射を防ぎましょう。1回の舌磨きで全ての舌苔が取れなかった場合も、強い力で繰り返し擦るのはNGです。

※頻度は1日1回まで

舌磨きは、口臭予防や味覚を正常に保つほか、ウイルスの感染リスクを減らせ、誤嚥性肺炎の重症化予防にも役立ちます。

舌ブラシはブラシタイプやヘラタイプなどがあり、素材も歯ブラシのようなナイロン毛で出来ているものから、プラスチックやラバーなど様々なものがあります。

歯ブラシで舌も一緒に磨く方もいらっしゃるかもしれませんが、ブラシが硬すぎて舌を傷つける恐れがあるので、舌ブラシは専用のものを別に用意されるのが良いでょう。

ブラシタイプは歯ブラシと同じく1ヶ月毎に交換します。

日頃の口腔ケアに是非取り入れてみてください！

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